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JR都市論

まず、このJR都市論を始めるきっかけから書いてみようかと思います。

きっかけは後輩の卒業設計。
彼はどうしても三条で敷地を探したいと言っていて、僕が真っ先に思いついたのはJR燕三条駅を集合住宅にしてしまうという提案。
メタボリズム再来かのごとく、プラットフォームを住宅で覆っていく。
その当時、模型はめっちゃ良くなりそうな予感だけがあった。

かなり安易だが、新潟の中心市街地まで新幹線で15分という環境の出来上がり。
かつ、駅から自宅まで徒歩0分という好立地。
自動車によらない郊外の出来あがり。
いわゆる田園都市論を新幹線という超高速鉄道によって実現するもの。
前時代的な、新しい提案とは言えないもので口には出さず......

口を閉ざしたまま、もう何ヶ月も経ってしまった。
(もうすぐ一年くらいになる。)


このくだらない提案が今、不思議な力を持ち始めている。


この提案の見方を変えるきっかけになったことは、
完全に閉ざされた世界が世の中を覆ってしまった時にどんなことが起るか?
という興味である。
SNSはクローズドコミュニティであるが、mixiなんかはみんなが使っていて(使ってない人もいるけど)ほぼクローズドコミュニティでなくなりつつある。
googleはSNS内を検索出来ないので、SNSをオープンにしてしまうという姿勢をとっている。
開かれたネットワークの中に、一つの完結したコミュニティを作るというもの。

燕三条駅に集合住宅を作る提案のキモは、田園都市論を再現することではなく、開かれたJRネットワークの中で完全に閉ざされた(完結する)世界をつくることである。
JR内に生活基盤を持ち、JRの敷地内から出なくても生活できるという状態を起こす。
ネットワークによる引きこもり生活と良く似ている。というか同じ構図。
よりフィジカルになったものと捉える。

JRはデジタル世界をフィジカルなものとして再現可能ではないか?ということだ。
JRが始めているエキナカ事業はそんな匂いがする。
JRというネットワークのなかにいろんなサービスが組み込まれていて、現金ではないお金、電子マネーでフィジカルなサービスを受けることが出来る。



完全に閉ざされた世界の中で、生活できるようになる。
使うお金は電子マネー
電子マネーはネットの世界でつくる。

すると、電子マネーとリアル世界のマネーの相場ができる。
これを定めるのは閉ざされた世界の創始者、JRさんです。

そうなると世の中がひっくり返りそうな気がしませんか?
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